会長挨拶
第63日本小腸学会学術集会
会長 今枝 博之
埼玉医科大学 消化管内科
このたび、伝統ある日本小腸学会の第63回学術集会を2025年11月22日(土)に東京都千代田区の都市センターホテルにて開催させていただくことになり、たいへん光栄に存じております。
日本小腸学会は、1979年に小腸研究会として発足して以来小腸に関する活発な研究発表を行なってきました。2017年1月より渡辺守理事長のもと「日本小腸学会」としてスタートを切り、2020年10月に松本主之理事長に引き継がれて、発展してきました。小腸は消化吸収のみならず、消化管ホルモン分泌や代謝、消化管免疫、脳腸相関といった多岐にわたる機能を有しております。また、臨床的にはカプセル内視鏡やバルーン小腸内視鏡といったツールを用いて、小腸の診断から治療までアプローチが可能となりました。
そこで今回のテーマは「Multi-functional 小腸学を究める」としました。主題テーマとしては「IBDの小腸診療の進歩」「小腸内視鏡診断・治療の進歩(IBDを除く)」「小腸マイクロバイオーム」「小腸基礎から臨床へ」を設けました。また、共催セミナーや一般演題を予定しております。本学会から多くの情報が、発信され小腸学発展の一助となれば幸いに存じます。
多数の皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。