平成29年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会 - Japanese Alcohol,Nicotine & Drug Addiction Conference 2017

39th JSARP 会長ご挨拶

会長:樋口 進 写真

このたび、平成29年度 アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会(第39回日本アルコール関連問題学会・第52回日本アルコール・アディクション医学会学術総会)を来る 2017年(平成29年) 9月8日(金)・9日(土)パシフィコ横浜にて開催させいただくことなりました。

依存問題は非常に大きな健康・社会問題です。そのため、国が取り組むべき重要な課題です。

安倍首相が進める一億層活躍プランの中にも「アルコール・薬物等による依存症について、依存症者が地域において必要な治療・回復プログラムや相談支援を受けられる環境の整備を推進する」とあります。しかし、依存問題はこの文言にあるアルコール・薬物以外にも大きな広がりを見せています。ニコチン依存は、本人のみならず周囲に対しても大きな健康問題です。近年、ギャンブルやインターネット依存などのいわゆる行動嗜癖も、その問題の大きさが改めて認識されています。実際、ギャンブル依存が疑われる者の数は500万人以上、インターネット依存の疑われる者は中高生だけでも52万に及ぶと推計されています。

しかし、このような大きな健康・社会問題に取り組む専門家の数は非常に限られています。そのため、若手を中心にしたこの方面の人材育成は喫緊の課題です。日本アルコール関連問題学会は、依存問題に対応する医療・福祉等の現場で働く方々が中心の学会です。依存関連の学会では参加者も最大で、平成29年の横浜学会では本学会だけでも1,000名以上の参加が期待されています。学会名はアルコールですが、既述のすべての依存問題に対応しています。学会のプログラムも、科学より臨床・現場志向が強く、人材育成も学会が取り組むべき大きな柱の一つです。

この点を踏まえ、今回は、主にコメディカルを対象とした研修に重点を置き、プログラムを編成しました。また、同時開催の日本アルコール・アディクション医学会にも自由に参加できますので、学術的なプログラムにも参加可能です。

皆様の、参加を心よりお待ちしています。

平成29年2月吉日

平成29年度アルコール・薬物関連学会合同学術総会
第39回日本アルコール関連問題学会会長
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長
樋口 進