学会事務局

千葉県済生会習志野病院 医療技術部
リハビリテーション室(西本)

問合せ先
h.nishimoto@chiba-saiseikai.com

学会長挨拶

「多様化する社会に向けた理学療法!〜ヒト・温もり・希望・QOL〜」

第23回千葉県理学療法学会
学会長 松川基宏

私たちには、県民一人一人の思い描く“健康”な生活を実現するために、そして、将来の安定した社会づくり、地域づくりに向けて貢献できる理学療法を構築していくことを目指すことを掲げました。(ここでいう“健康”は身体だけでなく精神、心、社会的なものを指しています。)

ご存知の通り日本は世界に類を見ない超高齢社会に突入しています。日本の総人口は2065年には約8808万人に減少し、高齢化率は38.4%に上昇すると言われています。また、生産年齢人口も6割に減少すると推計されています。出世率も1.44人と低いままで平均年齢は男性が80.75歳から84.95歳、女性は86.95歳から91.35歳になる予測です。平成28年度の一般会計国家予算の35.6%が借金です。また支出の24.4%が借金の利息と返済に当てられています。この先、今の医療保険、介護保険制度がこのまま続くとは限りません。

私たちは今一度自分たちを取り巻く社会を振り返る必要があるでしょう。若い世代、あるいは孫の世代、ひ孫の世代以降の方々が今と同様もしくはもっと良い生活を送れる社会のために道標を作る時だと思います。

技術の進化は凄まじくすでにロボットやAI技術が進化し、医療や介護の現場に登場するようになりました。人の生き方、生活スタイルはより多様化が進み、医療はより専門分化、機能分化が進み、理学療法もそれぞれのステージに合わせた高度な治療技術が求められています。合わせて、入院期間の短縮が進み、入院時から在宅に向けたケアの体制は強化され、理学療法士はさらに自立(自律)支援への関わりやQOLの向上、そして、その効果が強く求められるでしょう。

理学療法士は、そのような中で、その人の人生背景、価値観、生活様式、生活環境も異なる一人一人の方々に対し、“健康”で、病気や障害を負っても安心して望む暮らしができるように、理学療法という専門性を活かして支援出来なければいけません。理学療法士が関わることでより豊かな人生に、生活に変化させられるよう多種多様なステージに対応できる理学療法を目指していきましょう。

今回の千葉県理学療法学会では、それらを目標に皆様の発想豊かな演題を多数お待ちしております。一般演題と、新人の方向けのフレッシュマン演題も用意しております。学会の開催日はもちろんのこと、準備の関わりの中で多くの皆様の知識の研鑽の場となり、かつ普段の関わりがない会員同士の交流の場となり、他の職場の方々とのふれあい、意見交換を通して、さらに当事者の治療やケアの支援の向上につながることに寄与できるよう皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

学会開催日
:平成30年3月18日(日)
開催場所
:千葉県立保健医療大学幕張キャンパス
演題登録期間
:平成29年9月25日(月)〜10月31日(火)